2024年5月3日(祝・金):こどもの日スペシャル・第5回地引網体験

 数ある年中行事のうち、“鵠沼海岸での地引網体験”は心躍るもので、過去最多となる254名様(こども:135名、保護者:119名)にご参加を頂きました。

 朝から、絶好の地引網日和で、いつになく輝かしい江の島が待ち受けてくれていました。10時過ぎから網を引き始め、漁師さんのダイナミックな仕事を目の当たりにすると、つい大漁を期待してしまうものですが、今日の海はとても澄んでいたため、魚が集まりにくく、僅かにホウボウやヤリイカが獲れたのみでした。それでも、早朝から沖で水揚げしたばかりのキビナゴと豆アジ(小アジ)をお土産にプレゼントして頂き、そのまま唐揚げにすると美味しいとのことでした。地域資源を通じ、漁業や水産物への関心を高め、魚の消費拡大につながる機会に出来れば嬉しく思いました。

 なお、本事業は、藤沢市役所様のご後援を受けて、3月25日号の『広報ふじさわ』(11面)、また、4月15日放送のレディオ湘南ハミングふじさわ』のコーナーでもご紹介を頂き、市民の皆様に広くご案内しました。


2024年4月14日(日):おくちからだプロジェクト

 「食」を入り口とした子ども食堂における活動の一環として、ライオン株式会社様が企画する、歯と口の健康を通じて自己肯定感の向上を目指した体験プログラム『おくちからだプロジェクト』を開催しました。

 今回は、5名の社員の皆様が特別に藤沢市へお越しくださり、小・中学生15名が参加しました。最初に、クイズを交えた紙芝居で、虫歯の原因と歯磨きの3つの要素を学び、次に、すごろくゲームで、お口を健康に保つためのアドバイスや注意点をひとつひとつ確認しました。4名1組のチームも徐々に一体感が生まれ、気がつくと、一緒に声に出して読み合せていくようになります。歯磨きの大切さは理解できながらも、中々、習慣づけが難しいものですが、すてきな「デコ歯ブラシ」(工作)を作ると、自ずと親しみが増してきます。

 認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ様のご紹介で、はじめて、企業様による社会貢献活動を企画しましたが、有意義なひと時を設けることができ、今後も継続したく思いました。


2024年3月24日(日):卒業祝いの会

 前週に続く「3月子ども食堂」の第2陣は、小学校6年生と高校3年生の二人を送り出す「卒業祝いの会」として開催しました。「卒業」と聞くと、寂しい気がしますが、いつになく気持ちがひとつになります。中でも、今回は、高校生4名ものご参加を受けましたが、随分と思案した、たんぽぽ農園で収穫した野菜によるお料理は、

大根のスープ、ほうれん草のパンケーキとクッキー、そして、卒業記念品は花束に、どれも見事な出来栄えで、新たな発見がありました。

 午後からは、地元の音楽サークル「あびあんと」のお二人が5回目となるヴィオリラの演奏会を開催してくださいました。長い人生の中では、ふと心が折れそうになることもありますが、最後に合唱した『Believe』は、いつも励みとなります。新しい門出に向けて心からエールを送ります。


2024年3月17日(日):冬野菜の収穫体験

 「たんぽぽ農園」の片隅では、菜の花(俳句では、晩春の季語)の黄色が鮮やかな季節となりましたが、小学生10名と「たんぽぽ農園」で冬野菜(ほうれん草、大根)を収穫しました。

 こどもたちとは、暮れに開催した「12月子ども食堂」以来でしたが、3カ月程で、ひと回り大きくなった様子が印象的でした。そして、冬の寒さに耐えて、ゆっくり、大きく成長した作物は、どこか誇らしげにこどもたちを迎えてくれているようで、不思議と気持ちが通じ合ってきます。

 ほうれん草はやや収穫期が過ぎていたものの、大根(三太郎)は、ほどよい大きさでした。畑に足を運ぶと、好みではない野菜のお料理も楽しみになります。